デンマークのTV2がローデ・シュワルツ DVSシステムを導入

 ローデ・シュワルツ社(本社:ドイツ ミュンヘン)は、2014年9月10日、デンマークの公営放送局TV2に、ローデ・シュワルツ DVSのハイエンド製品が採用されたことを発表いたしました。

R&S DVS-SANとR&S VENICEは、TV2の最適化されたワークフローにおいて重要な役割を果たします。ローデ・シュワルツのシステムは、4つの独立したシステムから構成され、TV2のコンテンツ配信の最適化に成功しました。


 チャネルによる送出システムを一新する際に、デンマークのテレビ局であるTV2 DANMARK A/S(※1)はローデ・シュワルツ DVSのソリューションを使用しました。DVSのソリューションは、そのワークフローの最適化に大きく貢献することが期待されています。システム全体で、合計116チャネル分のインジェスト&プロダクションサーバ R&S VENICEと4台のハイエンド・ストレージ・ソリューション R&S DVS-SANで構成された4つの独立するシステムが、TV2でのワークフロー(収録、コンテンツ・ストレージ、トランスコード、送出)を担います。

 4つのシステムのうち、冗長性を考慮して設計された2つは、それぞれ40チャネル分のR&S VENICEと100テラバイトのR&S DVS-SANで構成され、24時間365日途切れることなく8つの地域毎のバージョンと他5カ国のチャネルにおいてTV2のメインチャネルを送出します。 R&S VENICEは収録と送出サーバの機能を提供するに留まらず、既存のいくつかのシステムを統合するハブとして機能します。 例えば、ワークフローの自動送出システムや、既存のデジタル・アーカイブシステムの一部をスムーズに統合することが可能です。
R&S VENICEはオープン・システムなので、TV2のアーカイブ・フォーマットとして使用されているLXFも容易にサポートします。LXF(※2)ファイルとMXF(※3)ファイルが混在した場合においても変換作業を挟むことなく従来のデータを直接送出できるので、かなりの時間を節約することができます。様々なカスタマイズが可能で信頼性の高いR&S DVS-SANは、完全な冗長性、ゼロ・ダウンタイム、シームレスなフェイルオーバー(※4)が可能なので、TV2における24時間365日運用に最適です。

 3つ目のシステムは32チャネル分のR&S VENICEと100テラバイトのR&S DVS-SANで構成され、主にプログラムの収録とビジュアル品質管理のために使用します。 4つ目のシステムは4チャネル分のR&S VENICEで構成されます。主要テレビ局での一般的な習慣に基づいて、主にソフトウェアのアップグレードやプロダクション・ワークフローに新しいワークフローを追加する場合の事前テストとして使用します。

 ローデ・シュワルツの北欧・バルト地域のセールス・マネージャBruno Martenssonは次のようにコメントしています。「非常に有名なTV2がローデ・シュワルツ DVSの機器を選択してくれたことを嬉しく思っています。柔軟でオープンなインジェスト&プロダクションサーバR&S VENICEは、TV2における収録から送出までのプロダクションの最適化を図ります。

R&S VENICEならびにR&S DVS-SANの詳細は、こちらをご覧ください。

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(※1)TV2 DANMARK A/Sについて
TV2 DANMARK A/Sは1988年に設立された国有放送局で、約1,000人の従業員を抱え、年間23%の視聴率を持つデンマークの大手放送局。コマーシャル料や視聴料を基に経営している。
TV2 DANMARK A/Sは、メインチャネルのTV2の他にも、TV2のオンデマンド放送であるTV2 PLAYはもちろんのこと姉妹チャネルであるTV2 ZULU、TV2 CHARLIE、TV2 FRI、TV2 FILM、TV2 NEWSを運営している。その連結視聴率は約60%(社内ニュースやスポーツを除く)。 すべてのローカルデンマークのプロダクションは、デンマークの独立したプロダクション部門から委託されている。

(※2)MXFとは
Material eXchange Formatの略。映像の規格策定団体であるSMPTEで規格化された業務用映像ファイルフォーマット。

(※3)LXFとは
Leitch eXchange Formatの略。Imagine Communications サーバーで使用される、業務用映像ファイルフォーマット。

(※4)フェイルオーバーについて
稼働中のシステムに障害が発生した際に、代替システムがその機能を自動的に引き継ぎ、処理を続行する仕組み。
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ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、無線通信の分野に特化し、電子計測、放送、安全な通信、無線監視と電波探知において世界をリードしています。設立から81年、世界70カ国以上に拠点を持ち、約9800人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2013/2014)は、約18億ユーロに上ります。


ローデ・シュワルツ DVSについて

25年以上に渡り、ローデ・シュワルツ DVS は、映画、ポストプロダクションや放送市場で大きな成功を収めてまいりました。特に人気テレビシリーズ、ハリウッドの超大作やデジタルシネマの制作で、ローデ・シュワルツの開発したハードウェアならびにソフトウェアが採用されています。
R&S CLIPSTERは、リアルタイムで4K処理を可能にする世界初のシステムでした。常に最新の技術を提供する収録サーバのR&S VENICEは放送環境における近代的なファイルベースのワークフローのための柔軟なソリューションを提供しています。