1台で最大32チャネルの衛星放送波を同時に生成可能

画期的なマルチチャネル信号発生器を新リリース

 ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:笠井伸啓)は、2013年10 月30日より、最大32チャネルの衛星放送波を生成可能なマルチチャネル信号発生器  R&S SLGの販売を開始いたします。
従来、衛星放送システムのアップリンク、ダウンリンク装置の評価には、ラックに収められたチャネル数分の信号発生器システムが必要でした。衛星放送マルチチャネル信号発生器 R&S SLG は、1台で最大32チャネルの衛星放送信号を同時に発生することが可能です。


製品の特長
衛星放送マルチチャネル信号発生器R&S SLG は950 MHzから3000 MHzをカバーし、DVB-S、DSNG(※1)、DVB-S2、DVB-S2 wide-band、ISDB-S、高度広域衛星放送方式の信号を最大32チャネル発生できます。32チャネル分のうち16チャネル分は、外部機器からトランスポート・ストリーム(以下、TS)を入力できるため、映像や音声をリアルタイムに伝送する試験が行えます。外部機器によるTS信号がない場合は、R&S SLG内蔵のプレイヤで生成する疑似ランダム信号を利用するため、BER測定による評価が行えます。TSの入力はR&S SLGのIPまたはASIインタフェースを使用します。ユーザは各チャネルで利用する信号ソースとして、前述のTS、疑似ランダム信号を含む信号波形ファイル、または無変調波を選択できます。
R&S SLGの操作は、パソコンのブラウザから、WebGUIツールを利用して操作が行えます。SCPI(※2)やSNMP(※3)といったプロトコルに対応しているため自動測定の制御も可能です。

広がる用途
R&S SLGは第一に衛星放送機器のコンポーネント開発のためのRF試験の用途として設計されました。民生の受信機、衛星ネットワークを構成するエレクトロニクス機器に対応できるようすべてのインタフェースを備えているため、セット・トップ・ボックス、衛星再送信設備の受信機、トランスポンダの開発の評価に最適です。
放送オペレータはネットワークの最適化にシミュレータとしてお使いいただけます。
また、高いシンボル・レートの設定を行い、トランスコーダや、CAS(※4)ソフト、監視データ処理システムに対するストレス・テストが行えます。
航空機や無人偵察機など衛星を利用した画像送信システムの評価にもお使いいただけます。

圧倒的な運用コストの低減
R&S SLGは1台で、最大32チャネル衛星放送信号を同時に発生することが可能ながら、非常にコンパクト(幅48cm、高さ4.5cm)なため、従来のラックに収められたシステムを置き換える能力を持っています。ユーザは、電気代、場所代などのランニングコストの削減が可能になり、これまで複雑な構造により引き起こされていた故障や、測定に要していた労力からも解放されます。

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注釈
1) DSNG: Digital Satellite News Gatheringの略。テレビで通信衛星を利用してニュースを中継するシステム

2) SCPI: Standard Commands for Programmable Instrumentsの略。リモートコマンドを使う測定器の制御の方式

3) SNMP: Simple Network Management Protocolの略。ネットワークとそれに関係する機器を管理するためのプロトコル

4) CAS: 限定受信方式 Conditional Access Systemの略。許可した特定の受信機でのみコンテンツの再生を許すコンテンツの提供方法 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線モニタリング、セキュアな無線通信において世をリードしています。80年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約8700人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2011/2012)は、18億ユーロに上ります。