クラス最速の測定スピードを実現!

EMIテスト・レシーバR&S ESRの発売を開始

 ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:笠井伸啓)は、2012年8月9 日から、新型EMIテスト・レシーバR&S ESRの販売を開始します。EMIテスト・レシーバR&S ESRは、CISPR16-1-1に完全適合したフル・コンプライアンス試験に対応したモデルで、ブロードバンド・アーキテクチャを採用しています。これによりEMI評価を行う場合、他社製品と比較して約6000倍もの高速測定を実現しています。さらに、スペクトログラム表示、リアルタイム・スペクトラム解析、そしてIFアナライザ機能など、さまざまな種類の解析および診断機能が搭載されており、EMIの評価や対策において最適な1台となっています。さらに、R&S ESRでは、操作画面にタッチスクリーンを採用しており、直感的で分かりやすい操作性を提供しています。


<3.6 GHzと7 GHzの2モデルをラインナップ>
 EMIテスト・レシーバR&S ESRは、商用のEMCフル・コンプライアンス試験要求に対応するために、10 Hzから3.6 GHz、そして7 GHzの2つのモデルをラインナップしています。EMIテスト・レシーバR&S ESR は、全ての商用規格およびMIL規格.に対応しており、テスト・ハウスだけでなく、電気・電子機器製造メーカや部品メーカなどが使用するEMCラボからの要求にも対応することができます。

<タイムドメイン・スキャン機能による高速測定>
 EMIテスト・レシーバR&S ESR は、EMC業界における技術的リーダシップを牽引してきたローデ・シュワルツ社における新たなマイルストーンとなる製品です。FFTをベースとしたレシーバ・テクノロジーにより可能となった、タイムドメイン・スキャン機能は、他社のEMIテスト・レシーバと比較して、約6000倍もの高速測定を実現しています。標準的なEMCのコンプライアンス評価では数時間を要していた測定を、わずか数秒で終わらせることができるため、エンジニアの工数を大幅に削減することが可能となります。さらに、この試験方法は被測定物の動作が短時間で終了してしまうような場合、例えば自動車や照明産業において、特に有効な評価方法となります。

<リアルタイム解析機能が切り開く新たな可能性>
 EMIテスト・レシーバR&S ESR は、リアルタイム解析機能を搭載することで、EMI診断および対策において、新たな可能性の扉を開きます。スペクトログラム機能は、長時間の周波数スペクトラム変動を漏れなく表示することができるだけでなく、最高5時間までのデータ・レコードを残すことができます。これにより、エンジニアは散発的に発生する妨害波を簡単に探し出すことができます。さらに、周波数マスク・トリガ機能を使用することで、特定の周波数スペクトラムのみを捕捉することが可能となります。例えば、設定したマスクの内部に不要なスペクトラムが発生すると、トリガが掛かり測定が停止します。これにより、エンジニアは、どのタイミングで、どの周波数に妨害波の原因となるスペクトラムが発生しているのかを簡単かつ正確に解析することができます。また、残光時間モードを使用することで、パルス的に発生している妨害波なのか、連続的に発生している妨害波なのかを容易に見極めることができます。スペクトラムや振幅レベルの発生確率についても、さまざまな色を用いて表示できるため、広帯域信号に隠れた妨害波なども、簡単に見つけることができます。

<使い勝手を追求したユーザ・インタフェース >
 EMIテスト・レシーバR&S ESR は高機能なだけでなく、構造化メニューとタッチスクリーンを組み合わせることで使い勝手を飛躍的に高めた、誰にでも使いやすい製品となっています。さまざまな測定モードの選択が簡単に分かるようになっているだけでなく、ボタンを押すことで操作モードの切り替えも素早く行うことができます。さらに、ユーザは複雑な測定を構成したり、自動化されたテスト・シーケンスを、タッチスクリーンのメニューに直接割り当てることができます。

<従来製品との互換性を維持>
 EMIテスト・レシーバR&S ESR は、従来から行われている周波数をステップ掃引させてスキャンする評価も行うことができるため、ユーザはこれまでの評価結果との比較を簡単に行うことができます。さらに、スペクトラム・アナライザのフル機能を搭載しているため、IFアナライザ機能やタイムドメイン表示などの機能も合せて提供します。

<多種多様な用途に対応>
 EMIテスト・レシーバR&S ESR に搭載されているスペクトラム機能は、診断ツールとして多種多様な用途に対応できます。例えば、モジュール、アセンブリ、家庭用器具、IT機器、テレビ、ラジオなど、EN/CISPR/FCC規格に沿った受け入れ試験(伝導性または放射性)を行うことができます。自動車業界においては、自動車製造におけるガイドラインに沿った形で、自動車の受け入れ試験も可能です。さらに、オプションで用意されているバッテリによるDC駆動のオプションは、電源が取れない現場での試験において非常に便利です。

<3年間のフリー・メンテナンス・サービス対象製品>
 R&S ESRは、弊社がご提供しているフリー・メンテナンス・サービスの対象製品となっております。フリー・メンテナンス・サービスとは、業界に先駆けた弊社独自のサービスで、修理保証および校正サービス(購入の翌年からの2回分)を無償で提供いたします。これにより、ユーザの皆様は購入後の3年間はメンテナンス費用がゼロとなり、追加で発生するコストを全く気にする必要がなくなります。さらに、近年の企業におけるコスト削減の動きから計測器の校正を行わないケースが増えているようですが、メーカ仕様での校正サービスが無償で提供されることで定期的に質の高い校正を行うことができるようになります。これにより、測定結果がより確かなものとなり、製品品質の向上も期待できます。

ここでご紹介したR&S EMIテスト・レシーバに関する詳しい情報は、以下の製品ページをご参照下さい。

R&S ESR 製品ページ

2012年9月19日(水)から東京、名古屋、そして大阪で開催予定のローデ・シュワルツ主催EMCテスト・セミナを通して、R&S ESRテスト・レシーバに関する技術情報と、最新のEMC評価に関する情報をお届けるする予定です。
詳しくは、以下のURLをご参照下さい。

http://www.rohde-schwarz.co.jp/events/

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ローデ・シュワルツについて

Rohde & Schwarzグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン)は、エレクトロニクス分野に特化し、電子計測、放送、無線モニタリング、セキュアな無線通信において世界をリードしています。79年前に設立され、世界70カ国以上に拠点を持ち、約8400人の従業員を擁しています。グループの年商(会計年度2010/2011)は、16億ユーロに上ります。